clusterで音楽講座!たいがさんインタビュー

cluster民生涯学習プラザ – Cluster Lifelong Learning Center」というワールドで最近、音楽講座が開かれています。
主催・講師・ワールド制作は「たいが@音楽家*」さん。
音楽理論の基礎を学べるハイレベルな講座を無料で受けられるほか、講座内容をまとめたテキストをBOOTHで販売もしています。

今回はそういったまだまだclusterでは珍しい活動をしているたいがさんにインタビューしてみました。

「たいが@音楽家*」さん

――まずは自己紹介をお願いします。

津田大河といいます。clusterではたいがで活動しています。リアルでは、吹奏楽部の指導員や音楽の学習・活動支援をしています。作曲分野においては、吹奏楽を元々勉強していて、今はボカロ曲も作っています。

リアルの「津田大河」さん

――この講座はどういった内容でしょうか。
音楽基礎として簡単に来やすい入門講座にするとともに、内容は大学のシラバスをもとにしっかりした内容になっている講座です。
これを持って各分野に羽ばたいてほしいと思っています。

――この講座を始めようとしたきっかけはどういったものでしょうか。

音楽講座っていろんなところでやっていますが、お金がかかったり、音楽自体がお金ががかるものみたいなところもあり、特にリアルでは行ってみたいけど行きづらいという壁があります。
そこでまず学校のコミュニティスクール(昼休みや放課後を使った講座)として、ちょっとした作曲をしてみる遊び程度の講座を始めました。「簡単に音楽に触れられるんだ」というところから知ってもらおうと思ったのが一番初めのきっかけです。
そこから、せっかくならしっかり学んでもらえる場を作りたいと思いました。
しかし先ほど言った「行きづらい」「お金がかかる」という壁があり、そこで次に考えたのはオンライン上でやったらいいのではということで、ココナラやTwitterで募集・宣伝してみましたが、それもDMで連絡をとるなどが必要で壁が取っ払えないということで一時はやめていました。
今年に入ってclusterというメタバースに来て、このワールドを作ったときに、ここなら気軽にふらっと来て講座を受けられるのではと思ったのが、clusterで講座を始めたきっかけです。

音楽基礎講座の様子

――このワールドを作ろうと思ったきっかけはありますか。

戦略的と言えば戦略的なんですが、現実と仮想現実の狭間的なワールドがいいよねという考えです。
現実に寄りすぎてもつまらないし、仮想すぎても飽きが来るというところで、まずは現実的なワールドを作ろうと思いました。
そこで他との差別化を図るために「何がないか」ということを考え、これはたまたまなんですがうちの近所に生涯学習プラザがあり、これを作ったらまだ他にないよなということで作りました。
またそのときはまだclusterをそこまで知らなかったので、いろんなコミュニティはあるけど講座類はまだあまりないのかなと思い、そういったことを活発にできたらという思いもありました。

「Cluster民生涯学習プラザ – Cluster Lifelong Learning Center」

――どういった講座類が増えてほしいですか。

まずは一般的にあるような生涯学習講座、凝ったところでは最近イベントが開かれている性教育講座や、リアルでもある消費者向けの対策講座とかがありますが、音楽の他に外国語講座や、塾みたいな感じのものも含め、基本的な講座があればこのワールドが成り立つのかなと思います。
またそういった講座を誰もやっていないと、「このワールドって講座ができるんですか」という話があったときにアピールができないので、まずは自分がやっているというところもあります。

――どういった人にこの講座に来てほしいですか。

「たまたま通りかかったから聞いてみた、そうしたら案外面白かった」みたいな流れができたら面白いかなと思っています。
とはいえ一番の目的は音楽に興味を持ってもらうことですね。

――この講座をどのように活かしてほしいですか。

生涯学習と言っているので、それがその人の人生において続くものであってほしいですね。
ずっとやり続けなくても、年をとったときに「そういえば音楽を習ったことがあったな」と思い出して、もう一度音楽を聴いたり作ったりするような、そういう生涯的に使えるものにしてほしいです。

――今後どのように活動を広げていきたいですか。

音楽講座としては、より多くの人に分かってもらえる講座にしたいです。
この基礎講座をもとにして作曲専門、管楽器専門など音楽ジャンルとしての講座を増やしていきたいとも思っています。
また、最終的にはこれで生きていきたいですね。みんなのためにというのと自分のためにというのをバランスよく広げていきたいです。
今まで自分は「みんなのために」だけを生きがいにやってきて、ボランティアとして身を削って活動したりもしました。
でもそれではダメだ、自分あってのボランティアだと周りからも言われて、今は支援したいということよりも「どうやってこれで生きていくか」を大事に考えています。

――最後にひとことあれば。

このメタバース空間にのめり込む人っていると思うんですが、もう一人の自分がこの空間にいると考えて、この空間でしかできない経験をリアルの自分に持ち帰ってリアルで反映してほしいです。
そのひとつとして、リアルでできなかった音楽の勉強をしてみるのはいかがでしょうか。

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