ねこったさん「シャッフルクラフト」参加秘話インタビュー

 2022年6月の「clusterお題企画」として開催された「シャッフルクラフト」。Eチームで参加されたねこったさんへインタビューを行いました!

clusterお題企画とは?
毎月発表されるお題に沿って期間内に制作物を投稿していただく企画です
cluster公式番組「Hello Cluster」にて、企画や結果の発表を行っています!

cluster公式noteより引用

 「シャッフルクラフト」とは、参加者がランダムに振り分けられたチームに分かれ「ワールドクラフト」を使ってテーマに沿ったワールドを制作するという企画です。期間は5/31~6/19と3週間にわたり、追加ミッションをこなしながら制作します。詳細は以下cluster公式noteをご覧ください。

2022年6月のお題企画「シャッフルクラフト」

「シャッフルクラフト」チームリスト&制作テーマ・追加ミッション一覧

――自己紹介をどうぞ!

バーチャルクリエイターキャット、ねこったです。別のメタバースで数年活動後、1年くらい前にclusterメインになりました。 パーティクルライブ、ワールド、アバター、ゲームなど色々創ってます。

――なぜシャッフルクラフトに参加しようと思ったのですか?

まず私はワールドクラフトをUnityの「下位互換」とは考えたくないと思っています。それぞれに出来る事出来ない事があり、長所短所がある。まったく新しい「別のツール」だと考えています。それはつまり、Unityでは味わえない楽しみが待っていると思うんです。特に多人数で同じ空間でクラフトできる点は強い可能性を感じ、何かできないかと考えてたちょうどその時にシャッフルクラフトのお題企画が発表され、これはぜひ参加したいと思いました。

――シャッフルクラフトで一番大変だったワールドや作業はなんですか?

間違いなく2週目の「天空都市」ですね。天空都市ならではのものを創りたいと感じ、地上から始まり天空に昇る…「2つの観測地点」がある事に注目しました。そこで地上では「鳥」に見え、天空では「クラスターマーク」に見える3Dトリックアートを思いつきました。同じものなのに観測地点によって見え方が変わるオブジェ、自分の知る限りワールドクラフトで見たことがないし天空都市ならではのものでもある為、これはいい事思いついたぞと意気込み、制作を始めました。

しかしいざ作るとなるととても大変でした。まずワールドクラフトの仕様上、空中にものを作るだけでも専用の足場を用意しないといけません。しかも複数地点に毎回移動しないと見え方が確認できないトリックアートです。作っては天空の観測地点に移動して確認し、地上に戻って確認し、また天空に移動して作り…手間がかかりすぎてちょっと後悔しました(笑) 時間ギリギリまで作業し、イビツながらも何とか完成できて良かったです。頑張ったのでぜひ現地で見て欲しいです!

――シャッフルクラフトで自分が作ったワールドの中で、一番のお気に入りや見てもらいたい場所はどこですか?

お気に入りは「古代遺跡」の隠し部屋ですね。古代遺跡は1週目で0からのスタートだったので、制作に辺りまずコンセプトを考えました。それは「赤い花を辿り迷宮を攻略すると、古代の王の秘密の部屋に辿り着く」というものです。このコンセプトを元に制作を進め、自分の中で一つのストーリーができました。Twitterでもツイートするタイミングを失って誰にも言ってない話なので、せっかくなのでここで明かさせていただきますね。

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廃墟となった遺跡…数百年、数千年前にはここに一つの国があったのだろう。ボロボロになった建物と対比するように凛と咲く花が美しい。特に赤い花はとても力強く生きている。まるでどこかに導くように並んで咲くそれを辿っていくと、玉座の後ろに隠し通路を発見した。隠し通路の先は入り組んだ迷宮になっていて、とても複雑で迷ったが、よく見るとそこにも赤い花があった。赤い花を頼りに進んでいくと、その最奥に広い空間があった。そこには一面の花畑、そして古代文字の書かれた壁画があった。壁画の前には3つの石碑があり、そこには沢山の赤い花が添えられていた。

数年後、その考古学者によって古代文字やこの古代の国について様々な謎が解明された。古代の王の秘密の部屋、赤い花が添えられていた3つの石碑は、かつてこの国を開拓した最初の3人のお墓だった。フロンティアであるその3人は、きっとこの赤い花が大好きだったのだろう。そして壁画にあった古代文字…それは「INOTI」…つまり「命」と書かれていた。国が滅ぶ最後の日まで、最初の3人から始まった命を紡ぎ、命を大切にしてきた国だったのだろう。そして赤い花は今もなおその国に生き続け、命を咲かせている。

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以上のようなストーリーです。 これを読んでから古代遺跡に行ってみると、また違った見え方ができるかなと思うので、ぜひ秘密の部屋までたどり着いて下さい。 ちなみに行き方は複数あり、私が作った赤い花のルートはグラスなどの手に持てる物を持って行かないと攻略できないので頑張って欲しいです。

―― 一人でクラフトするのとチームでクラフトするのとでは何か違いはありましたか?

全然違いました。1週目のお題やチームメンバーが発表され、シャッフルクラフト開始のゴングが鳴ったその日の夜、上記のコンセプトを考え一夜でベースとなる部分をざっくり制作しました。そして次の日に行ってみると、私の作った部分が拡張され、新しい迷宮や景色が出来ていました。1人のアイデアが他の人によって拡張され、更に新しいアイデアが生まれていく。今まで単身Unityで作業していた時には体験したことのなかった出来事で、これが「一緒に作る」という事かと感動しました。

また、タイミングが合わずに別々の時間に作業した時も、コメントにログを残すことでやり取りができました。それぞれの制作部分を話し合ったり褒め合ったり、時には雑談も挟み、単純にコミュニケーションとしても楽しかったです。

 通常、1人でUnityで作る時は、完成して公開したその後でしか誰かと楽しさを共有する事が出来ません。制作中は自宅の狭い部屋で、一人孤独に、地道な作業をコツコツと頑張って戦います。でもワールドクラフトの多人数プレイは、作っているその時間すら誰かと楽しさを共有しながら作業できる。しかも今回のシャッフルクラフトでは、2週目3週目で更に他の人によって拡張されていくワクワク感も凄かったです。改めてワールドクラフトの多人数プレイに強い可能性を感じました。

 最後に。最初に述べたように私はワールドクラフトをUnityの「下位互換」ではなくまったく新しい「別のツール」だと考えています。そしてシャッフルクラフトに参加して改めてそれを確信しました。ワールドクラフトはまだまだ更に機能やアイテムが追加されてパワーアップしていくと思うので、これからも注目していこうと思います。

また、ワールドクラフトの多人数プレイはもっと色々な事ができる可能性を強く感じているので、自分も何かできないかと考えています。 そこで、7/17日(日)にワールドクラフトに関するこんなイベントを開きます。ぜひ遊びに来て下さい!

イベント詳細はこちらから!→ https://cluster.mu/e/f47bffaf-3bc1-4fc3-b73f-6a9816ae9f56

紅花/Koka

cluster新聞部記者。NPO法人バーチャルライツ公認第1期VR文化アンバサダー。芸術と教育分野に関心が高い。

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