VR謎解きアトラクション「DETECT」を体験せよ

Byohurosuto

7月 3, 2022
『Break the JINX ~絶望の廃倉庫~』にて登場する人物「ジンクス」

Cluster新聞部はVR推理アトラクション「DETECT」の謎解きゲーム『Break the JINX ~絶望の廃倉庫~』をプレイしてきた。

「DETECT」は「ぐだぐだぶとん」「VR劇団moment」の協力からなる、VR謎解きアトラクションを運営する団体である。

「VR謎解きアトラクション」は、VR空間を使った3次元的な探索・アクターの演技が光るイベントシーン・非現実を活かした演出などを意識したものであり、これは従来の脱出ゲームワールドとの差別化でもありリアル脱出ゲーム(体験型脱出)との差別化でもある。

VR謎解きアトラクション DETECT (detectvr.com)

そんなDETECTが送る謎解きゲーム第一弾が『Break the JINX ~絶望の廃倉庫~』だ。

本作はVRSNS、clusterにて予約制で開催される。

公演情報・予約 – DETECT (detectvr.com)

Break the JINX ~絶望の廃倉庫~』の舞台は1925年のアメリカロサンゼルスのターミナル島。1920年の施行された「禁酒法」により裏社会の人間にも莫大な利益をもたらす、いわばギャングの時代が舞台になっている。

プレーヤーたちは、街のならずものでありながら正義のギャング組織「Brave Pigeons」構成員の一員だ。そしてその縄張りの街へ進出を目論む敵組織が「Ugly Phonexes」である。

Ugly Phonexes」幹部の一人を廃倉庫へ追い詰めた「Brave Pigeons」のメンバーたちはふとしたアクシデントから廃倉庫に閉じ込められ、その場から脱出することを目的に謎を解いていく。


イントロダクション。デザインがギラギラと煌めく。
操作説明。オレンジ枠のアイテムはクリック、ブルー枠のアイテムは持ち運びが可能だ。

アトラクションを快適に遊ぶために操作方法と物語のイントロダクションの説明があり、clusterをはじめたばかりの新規の方にも遊びやすい構成になっている。

Break the JINX ~絶望の廃倉庫~』は40分の時間制限つき謎解き脱出ゲームとなり、プレイヤーたちはそのタイムリミットまでに目の前の謎をすべて解くことになる。

ストーリーの根幹に関わるため、これ以上の内容を載せることはできない、その代わりに読者の皆さんへ取材班より一部アクションを紹介しよう。

ゲーム開始前に説明とサポートがあるのだが

・ワールドの音を聞く

・登場人物と実際に喋る(マイクが使えない場合コメントチャットでも可)

・アイテムを使う

・キーワード入力

と大きく分けて4種類のアクションができることが伝えられる。

そのアクションを通して謎を解く体験は実際にプレイするあなたの権利。

果たして制限時間までにプレーヤーは脱出を成功させることはできるのか。本作のエンディングはあなたの行動で変わるかもしれない。

濃厚なキャラクターと世界観、そしてVR上での身体性の伴った謎解き、ぜひともあなたの目で見届けて欲しい。


ぐだぐだぶとんとVR劇団momentの立ち位置について

VR謎解きアトラクション「DETECT」の試みとして、VR内での舞台公演・映像制作・ボイスドラマ制作で活動中の演劇団体で知られる「VR劇団moment」と協力し所属のアクターを3人抜擢。

れーよん@創作(@zarusoba014)さん / Twitter

れーよん氏は blender / SecondLife / VRChat を軸とし、動画制作をしている。

海咲はすきぃ@離島系V&メタバース管理栄養士(@husky_gracilis)さん / Twitter

海咲はすきぃ氏は VR栄養サポートチーム -VRNST- のリーダーとして活躍中。VRC学園講師/Sara’s Buddy/VR劇団moment/Katzenschwanz に所属。

めどう@VR&演劇系VTuber(@meadow_sage727)さん / Twitter

めどう氏は VR劇団「moment」役者・広報 (@vr_moment ) であるとともに、VR謎解き「DETECT」代表 (@detect_vr )でもある。

「DETECT」脚本と制作管理を担当する逆凪氏、代表のめどう氏によれば、VRイベントで劇団から役者を派遣するという実績をつくり、メタバース上で役者や劇団が活躍できる機会が広がることを狙っているとのこと。

バーチャルの世界をアクターが切り開く素晴らしい演劇の未来に期待である。


DETECTを立ち上げた理由とVR劇団momentについて

「ゲームの中に入ったような経験がしたい!」

めどう氏によれば、それがスタート地点とのことである。

「ハイクオリティなゲームワールドはたくさんありますが、ゲーム世界の住人(NPC)との対話だけはプログラムでは難しく、没入感を出しきれない要因になっていると感じていました。一方、特にVRChatではロールプレイにより非実在のキャラクターと交流できる場があり、このロールプレイ文化がうまく噛み合えば面白いことができるのではないかとも思っていました。ぐだぐだぶとんと縁がありロールプレイの理解もある「VR劇団moment」との繋がりができたためこちらから声をかけて、今回のイベントが実現しました。」


筆者は先行してプレイできたのでCluster新聞部のメンバーと計3人で参加したのだが、うまく事が進んだため時間制限までに間に合い、ストーリーも謎解きもじっくりと楽しむことができた。個人的には敵組織幹部のキャラクター性がよかったので、今後遊ぶであろうプレーヤーたちの楽しむ様子が目に浮かぶようだ。写真もたくさん撮ったのでメンバーで楽しもうと思う。


諜報員より伝達

ターゲットは超不幸体質、かつ不死身で知られるジンクス。

味方組織「BravePigeons」の本拠地であるターミナル島を手中に収めようと暗躍したギャング組織「Ugly Phonexes」の幹部だ。こいつを始末してほしい。

初めての任務の場合はこの情報に目を通してほしい

これまでに現場に送った組織の構成員の情報も添付しておく

なに?ミッション『Break the JINX ~絶望の廃倉庫~』の始め方がわからない?わかった。

ここが落ち合い場所だ、ミッション中の情報は極秘だ。

ネタバレ以外は自由に情報を貪るといい。詳細はその場にいる構成員に聞くんだな。

では、幸運を祈る。

ohurosuto

clustimes副編集者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です