2021年8月27日に熊猫土竜さん主催の納涼大盆踊り大会が開催されました。

夏はクラスター内でも規模を問わず音楽イベントがたくさん開催されましたが、今回の盆踊り大会は、その中でも異色な盛り上がりを見せていたのではないでしょうか。
参加された人達は好きなように踊り、並んでいた夜店で番頭したり、好きな浴衣をまとって参加されていたりと、普段は音楽イベントには来ない層まで巻き込んでの本当に盆踊りに来たかの様な暖かく楽しいイベントでした。
本イベントはのべ約650人もの人が参加したとの発表がありましたが、注目すべき点はこのイベントがVR上で行われた事であり、それがスマートフォンや対応されているタブレットから参加できるこのcluster内で行われ、それは日本各地だけでなく、インターネットが繋がっていれば世界各地から参加できると言う点にあると思います。
この日本独自の盆踊りと言う文化に参加できると言う事は非常に意義深い事だったのではないでしょうか。
この夜のTwitterはこの祭りを楽しんでるツイートで溢れていました。

そして、震災復興祈念へ
今回のこの納涼大盆踊り大会のプログラムの「盆踊り」コーナーでは日本各地の音頭が流れ、それからDJに渡し、盛り上げる予定だったのですが後半部分に差し掛かると、主催者である熊猫土竜さんからコメントが入ります。
それは東日本大震災で被害を受けた地区がまだ復興途中である事、その為にそこに故郷があり戻れない人もいる事を現地の画像をスクリーンに映しながらの内容でした。
そこから福島県、双葉町の盆踊りが震災から10年の時を超えて流れ始め、そのまま東日本復興メドレーへと繋がっていきます。


このVR/clusterにて行われた清涼大盆踊り大会はただ楽しいだけではなく、私達の文化を体験し、それを受け継ぐ事も可能と言う事を提示したイベントだったのではないでしょうか。
最後にこのイベントに参加された1人のツイートから。
「復興の想いを込めて地元の盆踊りを流してくれてありがとう。」
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